病気やケガなどの治療のため、長期間にわたって安静状態を継続することにより、身体体力、筋力の大幅な低下や精神状態に異変をきたす症状のことをいいます。
進行が速く、高齢者はその現象が強く現れます。
1週間寝たままの状態を続けると、10~15%程度の筋力低下が見られることもあります。
●筋萎縮…筋肉量が低下する
●関節拘縮…関節が固くなり、動きが悪くなる
●骨萎縮…骨がもろくなる
●心機能低下…心臓の機能が低下し、血液の流れが悪くなる
●起立性低血圧…急に立ち上がるとふらつく
●誤嚥性肺炎…唾液や食べ物が誤って肺に入り起きる肺炎
●血栓塞栓症…血管に血のかたまりがつまる
●うつ状態…精神的に落ち込む
●せん妄…目には見えないものが見えたり、混乱した言葉づかいや行動を行う
●全身の体力・筋力低下が起きるため、立つ、歩くなど基本動作が困難になる
●活動量が低下するため、意欲減退を引き起こす、自宅にこもることが多くなる
●日常の中で、転倒、つまずきが起きやすくなる
●物忘れが多くなり、記憶力が低下する
●食事時にむせやすくなる
●バイタルチェックしながら、無理なく体力・筋力強化を向上させていきます。
●運動意欲をもっても
らうため、できる運動から徐々に行い、少しずつ負荷をあげていきます。
●食事の際のむせをなくすため、嚥下【舌や飲み込むときの動き】機能を改善するための訓練をします。
●身体の関節の動きを改善し、動きやすくするために、可動域訓練、ストレッチを行っていきます。
●疲れにくい歩行や移動ができるように、歩行、移動方法の指導・アドバイスをしていきます。
●転倒防止のため、バランス力、体幹の筋力強化を図っていきます。