はなのき(花の木)

先輩インタビューInterview

先輩インタビュー
主任介護支援専門員/ケアマネジャー  渡辺 典子

有料老人ホームやショートステイの現場で働き、相談員を経てケアマネジャーを目指しました。
趣味は旅行とドライブで、休日はリフレッシュのためにできるだけ外出をしています。今は岩盤浴に夢中です。

01.現在はなのきではどのような仕事をしていますか?

利用者さまの担当業務に加えて、ケアマネジャーの管理・育成も行っています。
一人ひとりがスキルアップし、成長できるようにサポートしています。

02.ケアマネジャーに興味を持ったきっかけを教えてください

父親が要介護状態になったことが、ヘルパー取得のきっかけになりました。
父親の担当ケアマネジャーの対応にとても感銘を受けて、自分も同じように利用者さまに寄り添い、親身になれるケアマネジャーになりたいと思い仕事をしつつ勉強を始めました。

03.ケアマネジャーの魅力を教えてください

利用者さまにとって一番の理解者でいられることが魅力です。
利用者さま一人ひとりが望む暮らしを考えながら支援し続けていく先に、喜びや苦しみ、楽しみや不安などのすべてを共にできるくらいの信頼関係を構築できることに、魅力ややりがいを感じます。

04.求職の際には何を重視して会社を探しましたか?

利用者さまの尊厳を一番に重視して自立支援を目標にプランを考えられる事業所であることが、もっとも重視したことです。
はなのきでは、自社サービスへの送客をまったく強制されないのでケアマネジャー本来の仕事ができています。

05.はなのきをどのようにして、何で知りましたか

知り合いからの紹介です。

06.応募から面接の過程で、はなのきにどのような印象を抱きましたか

職員の方々が明るく、常に前向きな考えをされていると思いました。

07.入社を決めた要因を3つ教えてください

1. 土、日、祝のお休み  2. 理念に共感  3. スキルアップできることです

08.入社前と入社後で感じたギャップはありますか

面接の時に、「自社サービスへの応援はない」と聞いていましたが、実際には多少有るのでは?と思っていました。
勤務して長いですが一度も依頼されたことはなく、以前の職場に比べてケアマネ本来の仕事に集中できることが良いギャップです。

09.現在何名の利用者さまを担当していますか?

38名です。

10.はなのきの理念に対して、どのような印象ですか?

2025年問題(日本の人口は2010年を境に減少を続け、2025年には国民の4人に1人が後期高齢者という超高齢化社会を迎えます)が控えていることに垣間見ると、はなのきの理念の「自立したシニア」を構築するにあたり、ぴったりだと感じています。
シニアになってもいつまでも元気でいられるような支援を行っていくべきと感じています。

11.はなのきに「入社して良かった!」と感じていることを教えてください

はなのきではケアマネ本来の業務に集中できるので、利用者さまからの連絡やお願いにいつでもすぐに対応できるように、自分でスケジュール調整して、普段から時間に余裕を持たせることができています。
利用者さまから「ありがとうございます。」と言われると、本当に良かったと感じます。

12.はなのきでどのように成長してきたか、あるいはどのように成長していきたいかを教えてください

主任ケアマネジャーとして新人ケアマネジャーに的確な助言や指導が行えるように頑張っていきたいと思います。

13.一日の仕事の流れを教えてください

8:30~事務作業や各関係機関への連絡や報告。送られてきたFAXや手紙の確認や返信作業。訪問予定者の書類の確認など。
10:00~訪問作業(途中でお昼休憩含む)終わり次第事務所に戻り事務業務などを行います。
17:30退勤 訪問で遅くなったら直帰することもあります。

14.はなのきでの仕事のやりがいを教えてください

利用者さまやご家族が、安心して在宅で生活できるような支援を行うことで、できる限り長く住み慣れた場所で家族に囲まれて過ごせるように支援していくことです。

15.一番成功、成長を感じたエピソードを教えてください

要支援1の独居の女性の方で、どんな小さなことでもご連絡いただきき、必ずその日のうちに訪問している利用者さまがいらっしゃいました。95歳という年齢で要介護4になり、徐々に自宅での生活ができなくなってきていましたが、「死ぬときは自宅で」とおっしゃられ、骨折などの危険を感じていました。
訪問を続ける中で施設のご紹介などをしていましたが、ある時「ちゃんとお医者さんがいるところに行きたい」との言葉があり、医療型の施設をご紹介し、お引越しの際も利用者さまに寄り添い不安がないようにしました。
長く深いお付き合いができたからこそ、私の提案を信頼してくれたのだと思います。
利用者さま一人ひとりに合うプランは違うので、利用者さまも私自身も後悔のないように、責任をもってその方の人生に携わることができたと感じた瞬間でした。

16.利用者さまとのやり取りで、印象深いエピソードや体験を教えてください

以前は住宅型の有料老人ホームにお住みの方で、身内には大変仲の良い娘様がおられました。面会も週に1度は必ず来られて外食に行かれ、回転すしでお好きなビールを飲むことを楽しみにされていました。
そんな時「コロナ」が発生し面会が全くできなくなりました。窓越の面会で寂しそうに娘様と会話される様子に心から悲しく感じていました。何とかして差し上げたいと思い、考えに考えて行き来が自由にできるシニアマンションに移っていただくご提案をしました。元々寡黙な方でしたが私のことは信頼してくださっていて、マンションに移ることを了承していただけました。費用面など、シニアマンションの責任者との交渉は時間がかかりましたが、自分の気持ちが伝わり、負担ない入居金で入居することができ、娘様も度々訪問されるようになりました。
その方はその後癌が見つかりお亡くなりになりましたが、もし、マンションに移っていなかったら、娘様と会えないままになってしまったはずなので、自分の選択は間違いではなかったとつくづく実感しました。利用者さまにも娘様にも感謝していただき、ケアマネジャーをやっていて良かったと感じました。

17.スキルアップしたい仕事内容やチャレンジしたいことを教えてください

主任ケアマネジャーとして、新人ケアマネジャーの育成に取り組み、会社の理念に沿ったケアマネジャーを育てていきたいです。 多数の利用者さまの力になれるよう努力していきたいと思います。

18.仕事とプライベートの両立はできていますか?また気を付けていることはありますか?

できていると思います。気を付けていることは、出勤日・休日や業務時間内・時間外のオンオフをしっかりつけて、生活にメリハリをつけることです。

19.仕事の経験が私生活で役立っていると感じた経験や実感はありますか

現在は、働きながら母の介護も行っています。今の仕事に就いてからは、家族はもとより親戚や知人からの相談が多くなりました。
医療面や介護申請や施設紹介、障害サービスなど、さまざまな相談を受けて頼りにされています。

20.ケアマネジャーに向いている人はどのような人でしょうか

まず、責任感が強い方です。ケアマネジャーは一人で多くの利用者さまを担当するので、どの利用者さまにも公平な責任感を持てる方が望ましいと思います。
他には、常にスキルアップしていく向上心がある方が向いていると思います。

21.こんな人と一緒に働きたい!という人物像を教えてください

責任感の強い人やポジティブな考え方で、仕事とプライベートをしっかりと分けることができる人が良いと思います。