看護師の先輩から「施設内訪問看護をやってみない?」と声をかけてもらったことがきっかけです。
施設で働くことも初めてだったので、病院との違いに戸惑うこともありました。施設内で働くうちに、施設外部のお宅への訪問の機会をいただき、病院、施設、在宅での看護師の役割について考えるようになり、それぞれに大変さややりがいがあることも分かってきました。
訪問看護の仕事では、利用者さま一人ひとりとしっかりと時間をかけて向き合うことができます。
病棟での生活よりもお付き合いが長くなるので、利用者さまのことをより深く知ることができます。一回に向き合える時間も病棟より長いだけでなく、1年、2年という長いスパンで看続けられるため、ちょっとした会話からご希望を聞き出すことができ、利用者さまの意思を尊重した看護ができるようになります。「こんな生活がしたい」などのご希望を最大限に尊重できるのが魅力です。
利用者さまの体調把握や内服管理、入浴介助等の看護業務が中心です。他に事務作業を行っています。
1.)勤務地 2.)仕事内容 3.)年間休日数 4.)給料 5.)残業時間です。
土日祝日休みで年間休日が多いのが一番です。はなのきは、「シニアの自立」を理念に掲げていて、リハビリの介入が多いステーションということにも惹かれました。あとは、先輩がいてなんでも相談できる環境だったのも大きな要因です。
特にギャップはありませんが、管理者の事務作業の多さに驚きました。
「自宅で少しでも長く過ごしたい」という多くの方の思いを叶えるために、必要なお手伝いができると感じています。
利用者さまの状態について、(時にはセラピストと一緒に)全員で話し合ったり、考えることができる環境で、相談しやすいと感じています。
半年間、管理者としての仕事をさせていただきました。以前はプレイヤーとして働いたことしかなかったため、別の視点で物事を見る必要性や大変さを感じていましたが、一段階高い視点で物事を考えられるようになったと思います。
また、必要書類や施設運営をしていく上での確認事項など、以前は全く知らなかった内容にも携わることができ、施設運営者として必要な知識や実務が身に付きました。
ほぼ毎日、次のようなタイムスケジュールで働いています。
9:00 出社、訪問準備、朝礼
9:10 訪問先へ出発
9:30~17:45 訪問(途中でお昼休憩1時間)
17:55 終礼
病棟勤務の時は、患者さんのお話をしっかり聞く時間が取れないことが多かったのですが、はなのきでは状況が落ち着いている利用者さまが多く、一回の訪問時間も十分確保されているため、一人ひとりとしっかり向き合ってお話を聞くことができます。一人ひとりの意思を尊重しながら、看護の力で「自宅での生活」を支えることにやりがいを感じます。何もしなかったら、向き合える時間がもっと短かったら入院されたケースもあると思いますが、時間をかけて向き合って、看護の力で自宅生活が続けられるのは大きな価値だと思います。
利用者さまから体調不良のお電話をいただいたときに、瞬時に状況を把握し、緊急性があるのか、どのような対応がベストなのかを判断することが難しいと感じていました。ただ、訪問看護師として働くうちに自身の考えも変わってきました。以前は、全部一人で判断をしなければいけない、完璧にしなければいけないと思っていましたが、今は一つひとつが全て経験、一つずつ着実に吸収して成長しよう、と考えています。
ご自宅での転倒が多い利用者さまのお宅に、手すりを設置する際、様々な業種の方の視点や動きを通して、多方面からご自宅での生活を支えることができるということを感じました。
訪問看護もチームプレイが大切であり、利用者さまの情報を自ら発信して共有していくことの大切さを感じました。
1人で訪問に行っているため、病状によっては、判断に迷うことがあります。そのような状況の時は、冷静にフィジカルアセスメントを行って、長く向き合っているからこそ分かる身体状態の変化を把握するように心掛けています。
朝礼や終礼で情報共有をしています。急ぎの要件であれば、電話やLINEを使用しています。
ご家族が介護者となる場合は、初めての状況の中で不安に感じたり、悩んでみえることがあります。実際、その場ですぐに聞ける人がいない中で、「こういうときはこういうやり方で良いのか?」など日々の介入方法に不安を抱えているお宅がありました。
どんな介入方法をしているか確認し、ご家族の思いや希望、生活スタイル、また不安点などをお伺いし、看護師としてアドバイスをすることで解決できました。いろいろな状況を想定し事前にお伝えすることで、利用者さまご本人だけでなくご家族の不安をぬぐえたり、自信をつけていただくことができる仕事だと感じました。
疾患の知識や、分からないことはたくさんあるので、その都度理解を深めていきたいです。
休日の前には、気になってしまうような仕事を残さないようにしています。
訪問看護の仕事は決められた時間の中で物事を進めていかなければならないので、事前に準備をしておくことの大切さを感じました。私生活でも心がけるようにしています。
利用者さまやご家族のお話を気持ちよくしっかり聞き、共感できる方が向いていると思います。
チーム全体で協力して関わることができる方と一緒に働きたいです。