鍼灸接骨院や鍼灸マッサージ治療院に勤めていた頃、『治療を受けに来られる方は良いけど、自分で動けない方は自宅で困っているのではないか』ということが気になるようになりました。 こうして訪問マッサージに興味をもった時に、はなのきと出会い、困っている人のサポートができればとの想いからはなのきで働くことを決めました。
交通事故による脊髄損傷で首から下が動かなくなってしまった利用者さまは医師からも『これ以上の回復は見込めない』と診断されていました。 私は、マッサージと可動域訓練を実施しつつ、セルフケアのレクチャーも行いましたが、利用者さまは「鬱陶しい」と嫌がっていました。 しかし、治療開始から2ヶ月が経過したある日、『先生、左手が動く』と報告がありました。 確認すると、手首と肘に反応があり、ご家族も含め一緒になって喜んだことを今でも鮮明に覚えています。 また、ご家族から『少しずつだけどセルフケアを毎日欠かさず続けているんですよ』と教えていただいた時の感動は私の大きなエネルギーになっています。
ご自宅という、利用者さまにとって一番リラックスした環境で施術することもあってか、人生の先輩から色々な話を聞くことができるのが嬉しいです。 マッサージの後に『先生に来てもらえてよかった』、『体が楽になって動けるようになった』と言ってもらえることがやりがいです。
情熱を持った方と働きたいです。また、利用者さまやご家族から『ありがとう』と直接言っていただけ、やりがいを強く感じられる仕事なので、人と接することが好きな方に向いていると思います。